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ジョージア旅情報: ウシュグリトレッキング ( 後編 )

ヨーロッパ最後の秘境と言われ、旅行人のコーカサス特集の表紙にもなっている村、ウシュグリへの2泊3日のトレッキングについてまとめた記事の後編です。そこまで難しいルートではなくおすすめのトレッキングコースです。

前編はこちらになります。 https://www.pediatricsurgery.site/entry/Georgea_Ushguli_Trekking1www.pediatricsurgery.site

Day2. アディシ → イプラリ → ウシュグリ

本当はイプラリで1泊するのが通常なのですが、1日短縮するためにウシュグリまで行ってしまいました。

1. アディシ → イプラリ

このトレッキングのハイライト。川渡りがあったり、氷河を間近で見れたり、景色が一番気持ちが’いいのもこのルート。時間がなければここのルートだけをトレックして、他は車とかでもいいくらいです。山越えをするので、このトレッキングルートで最も大変なルートとは言え、日本の南アルプスなどに比べてもかなり登りやすいルートです。

スタートして間もなくするとこんな濁流に遭遇します。10ラリくらいを払うと馬に乗せてくれて対岸へ渡れますが、自力で渡るツワモノも。ギリギリ腰に浸かるくらいの深さなので、行けなくはないが僕はしませんでした。

こんな感じのトレッキングルートなので、途中の景色もムチャクチャ綺麗ですし、そこまで辛くはないです。ただ暑かった。

山道を登りきった後のご褒美の氷河。無茶苦茶綺麗でした。本当に気持ちいいです。

2. イプラリ → ウシュグリ

個人的には一番つらいルートでした。何が辛いっで保蔵されていない道路を8km近く歩かなければならないのですが、特に景色がいいわけでもなく、車の往来が多く砂埃まみれになります。もともと2日の行程を1日でこなしているので、体力的にも精神的にもかなり辛いものがありましたが、このつまらないルートにプラス1日かけるくらいなら1日で歩ききってしまった方がいいと思います。

ちなみにコースマップ上は途中で山道に入るのですが、登山口を見つけられずひたすら舗装されていない道を歩きました。途中で会ったドイツ人曰く、そこの景色は他と違くて良かったよ、と言ってましたが…。

ようやくヨーロッパ最後の秘境、ウシュグリ着。これが旅行人の表紙となったウシュグリの景色です。特に何があるわけでもないですが、こぢんまりとした街で雰囲気はとてもいいです。

ちなみにイプラリでメスティアまで車で引き返す人もいますし、ウシュグリまで 車で行ってしまう人が多いです。イプラリの宿が割と高いというのも1つの理由だとか。同じ1日分削りたいのであれば、イプラリに着いた瞬間に車をチャーターしてウシュグリに行ってしまった方がいいと思います。

3. ウシュグリの宿

Lonely planetに載っていた宿に泊まりました。疲れていたし、トレッキングを頑張ったので少し高めの良い宿に。70ラリ。Wi-Fiさくさく、リビングは超きれい、食事も美味しいでいい宿でしたが、ちょっと場違い感もありました。もっとアットホームな民泊の方が自分には合っている…。

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Day3. ウシュグリ → メスティア

1. 街歩き

朝食はだいたい8時で遅いので、朝起きてすぐお散歩へ。ウシュグリは小さい町なので1時間もすれば歩けてしまいます。ちなみに村の北から6-8時間歩いたところに氷河があるので、そこに行くことも一つの選択肢としてもいいかもしれません。ただパタゴニアの氷河などを期待していくとがっかりすると思います笑

2. メスティアまでの移動手段の確保

これがこのトレッキングの懸念事項で、かなり高額になることを心配していたのですが、結論としては、乗り合いのミニバンで30ラリ×8人で帰ることができました。ウシュグリ村の入り口に橋があって、そこに4WDやミニバンのドライバーが集まっています。

9時くらいに旅人も集まってきて、そこで4WDなら6人、バンなら8人といった乗車人数が揃ったところでドライバーと交渉します。ハイシーズンでなくてもそれなりに人は集まっていたのですが、9時くらいにはうろうろしていた方がいいかもしれません。基本的には1台いくらという換算なので、人が少ないと値段が下げにくいと思います。メスティアまでは4時間程度。

帰りは街の入口にある橋で乗り合いタクシーを他のトレッカーとシェアして帰る感じです。

3. メスティアの宿

クタイシの伝説の宿、スリコメディコの宿の親戚がやっているという宿。30ラリとからは言われていたのだけど、娘は40ラリとちょっとふっかけてきたので要注意。食事はそこそこ美味しいです。自家製ワインを2Lいただきましたが、4人の旅人で完全に空けてしまいました。僕らが宿泊した時はWi-Fiも壊れていて、ものすごくおすすめというわけではないですが、出会った旅人が波長の合う人ばかりだったので、個人的には思い出深い宿です。