Note of Pediatric Surgery

腸内細菌、R、ときどき小児外科

ロイガヴェーグルトレッキングに実際に行ってわかったこと

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7月の第1週、ちょっと早めに夏休みをとってアイスランドに行ってきました。Laugavegur (ロイガヴェーグル) というルートでトレッキングをするというのが一番の目的でした。実は海外トレッキングをする際にいつも参考にさせてもらっているブログがあるのですが、そこでベスト1のトレッキングルートだと紹介されていたので、いても立ってもいられず行ってきました。こういうのに本当に弱い。

trailtravelers.net

Laugavegur自体の素晴らしさや詳しい情報は、Trail Travelersさんをはじめ、いろいろなところにまとめられているのでそちらを参照してください (記事の最後にまとめています)。

さて。このブログでお伝えしたいことは実際に行ってわかったことや、行く前にわからなくて困ったこと、ちょっとしたアドバイスをお伝えします。

1. 逆ルートと日程

ほとんどのトレッカーは 、Landmannalaugar (ランドマンナロイガル) から入ってPormork (ソルモスク) から抜ける、3泊4日のルートをとることが多いです。それはLandmannalaugarから入った方が、緩やかな下りが続くのと、体力に自信がない場合、一番きついところが序盤に来るから、というのが理由だと思います。

僕も同じルートで行ったのですが、もし読んでくださっている方が、ある程度トレッキングの経験者ならば (日本の南北アルプスの縦走ができる人くらいを想定)、是非とも逆ルートで行って欲しいです。その理由は

  1. 登りが多くなるけど、そんなにきつい登りではないし、LandmannalaugarからAlftavatnの間のupdownはどっちもどっち
  2. 一番景色が美しいのはLandmannalaugarからAlftavatnの間で、そこが最初に来ると後半尻すぼみになってしまう (特にAlftavatnからEmstrurの間は退屈)
  3. Landmannlaugarには温泉があるので、ゴールにすればトレッキングの後に温泉に入れる
  4. 体力と日程さえあえばSkogar (スコーガル) からのトレッキング (Fimmvorduhals trail) を追加できる

逆ルートのすすめはこちらの記事にも詳しくまとめられています。

hop-trip.com

特に個人的には、4.が大きいなと感じました。実は、ある程度の経験があると、Laugavegurのコースはちょと物足りないのです。獲得標高も少なく、距離も大したことないので、僕は2泊3日で踏破できてしまいました。LandmannalaugarからAlftavatnまでを1日にまとめています (この日はさすがにちょっと辛かったけど)。1泊2日で行くことも不可能ではないとは思います (ただし後にも書きますが、天気に超恵まれて、雨らしい雨が1日も降らなかったので、体力が温存できたのかもしれません)。

そうするともう少し欲が出てしまうのがトレッカーというもの。

Fimmvorduhals trailについて

SkogarからPormorkまでのルートにはFimmvorduhals trailという名前がついています。Skogarにある滝、Skogafoss (スコーガフォス) のあたりから出発して、Pormorkまで抜けるのですが、序盤は滝が連続し、後半は氷河があったりとなかなか良いルートのようです。

で、このルートは滝を正面視できたりという理由から、Skogarからのスタートがおすすめされています。なので、体力と日程があれば検討してみてください。難易度はLaugavegurよりも少し高めのようです。英語の記事しか見つけられませんでしたが、ぜひ検討してみてください。

Fimmvorduhals Hike - Skogar to Thorsmork - NAT

hikingisgood.com

2. 山小屋とキャンプ

まずお伝えしたいことは、全山小屋ではクレジットカードがばっちり使えます (キャンプをするのにも代金が必要です)。意外とこの記載が見つけられなくて、山小屋でクレジットカードが使えなくて、立ち往生したらどうしようと思って、空港で両替してしまったのですが、トレッキング中はおろか、全日程で1円も現金を使わず、そのまままるっと再両替してしまいました。

レイキャビクでバスに乗るときなんかは使う必要があるみたいですけど、小さな街だから歩けない距離じゃないし、本当に現金必要ないと思います。

それと山小屋は予約困難という記事が多いですけど、僕が行った7月初旬はハイシーズンではなかったからなのか、意外と空いてました。そもそも全日程キャンプするつもりでしたし、アイスランドに着いてから天気を見て日程を決めようと思っていたので、予約はしませんでした。

山小屋の受付で次の目的地の山小屋の空き状況の照会と予約と支払いをすることができます。もし予約が取れなくてそれでも山小屋に泊まりたい人や、トレッキング中に体力の温存目的に山小屋使いたいなと思ったら試してみて下さい。ちなみに山小屋はガスの使えるキッチンや食器もあるし、暖房も効いてて超快適でした。

3. 天気

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山の天気は変わりやすいとはよく言ったもの。またLaugavegurは天気が崩れることが多いと言われています。僕も初日意外は全部雨という天気予報でかなりげんなりしていたのですが、本当に天気予報は 当てにならず、1日も雨らしい雨が降りませんでした (僕がかなりの晴れ男というのもありますが)。ということは、逆もまた然りということなので、本当に十分に雨の対策はしていってくださいね。

4. 地図

公式の地図もあるようですが、基本的にはスマホに入れたmaps.meというアプリで十分でした。

maps.me

本当に凄いアプリで旅人御用達なのですが、オフラインでもガンガン地図とルート案内ができます。それに加え、トレッキングルートの情報にも強い。Laugavegurのルートもきちんと出てきますし、ペルーのSantacruzに行った時も使えて、本当に便利でした。日本にいる間にアプリを入れて、オフライン地図をダウンロードすればスムーズだと思います。ただし全行程を通して充電できるところはないので、モバイルバッテリーを持っていってくださいね。

5. 水

万が一、水を調達できなかったときのことを考えて、ポータブル浄水器のSAWYER miniを持っていったのですが、まったく心配ありませんでした。各山小屋で汲むことができます。Running waterっていうんですね、是非覚えておいてください。ちなみにチョコレートなどの軽食も山小屋売ってました、高いけど。

6. その他

レイキャビクキャンプサイトのシェアコーナーの燃料はないこともある

絶対大丈夫だろうと思ったら、意外と残量がないものしかなくて焦りました。最悪レイキャビクキャンプサイトの受付で買うこともできますが、意外と1日のうちでいろんなタイミングで置いて行ってくれる 人が現れるので、諦めずにコマメに覗くと手に入る可能性は高いと思います。

携帯の電波

意外と3Gは繋がります。4GもEmstrurからPormokの間はよく繋がりました。

以上となります。また思い出し次第追記するかもしていこうと思います。もし参考になったら幸いです。素晴らしい場所なので是非、検討してみてください。

参考にした記事

trailtravelers.net

blog.livedoor.jp

outofoffice.hatenablog.com

hop-trip.com