RCytoscapeの導入 ( RからCytoscapeを動かす )
はじめに
Cytoscapeはネットワーク解析を行う際に非常に強力なツールとなりますが、いかんせんポチポチ操作するのが冗長。Cytoscapeに放り込むファイルはRから作ることが多いので、なんとかRとCytoscapeを連携することができないか?と探してみると、いくつか候補がみつかりました。
http://qiita.com/HirofumiYashima/items/8ddd7a6d489a8f3b30d5qiita.com
www.slideshare.net
この中でCytoscape公式、という響きだけでRCytoscapeというRパッケージを使用した方法を選んでみました。そのやり方を記しておきます。
1. RCytoscapeをインストールする
http://bioconductor.org/packages/devel/bioc/vignettes/RCytoscape/inst/doc/RCytoscape.df
source("https://bioconductor.org/biocLite.R") biocLite("RCytoscape") library(RCytoscape)
環境によってはBioconductorを最新版にする必要がある
source("https://bioconductor.org/biocLite.R") biocLite()
2. 必要なパッケージ・ソフトウェアをインストールする
XMLRPCをインストールする
source("http://bioconductor.org/biocLite.R") biocLite("XMLRPC") library(XMLRPC)
XMLRPCとは?
XMLとは?
- ExtensibleMarkupLanguageの略
- 多様な情報を「情報の意味」と「情報の内容」に分けてテキストで記述する方法
- インターネット上で様々なデータを扱う場合に特に利点を発揮する
- テキストファイルであり、OSやソフトウェアの影響を受けない
- インターネットに公開すればどこからでも参照することが可能
Cytoscapeをインストールする ( version 2.8.1 以上 )
CytoscapeRPCをインストールする
mv $HOME/Downloads/CytoscapeRPC.jar /Applications/Cytoscape_v2.8.1/plugins
3. サンプルを描いてみる
g <- new('graphNEL', edgemode='directed') g <- graph::addNode ('A', g) g <- graph::addNode ('B', g) g <- graph::addNode ('C', g) cw <- new.CytoscapeWindow ('vignette', graph=g) displayGraph (cw)
するとこんな感じの簡単なグラフがCytoscapeに表示されているはずです。もう少し詳しい設定などはまた後日まとめていきたいと思います。