Note of Pediatric Surgery

腸内細菌、R、ときどき小児外科

神経芽腫とHVA・VMA

はじめに

HVA/VMA陰性の後腹膜腫瘍が搬送になりました。確か神経芽腫は陰性でも否定はできなかったはず…など知識が曖昧だったため、今手に入る文献で復習。

Pediatric Surgery / Coran

  • 90%でカテコラミンと副産物の値が高値となる
  • 神経芽腫の分化度が低いとHVAが、分化度が高いとVMAが高値となりやすい
  • 副交感神経から発生した神経芽腫の報告があり、Achを分泌していた
  • CEAは25%に陽性
  • フェリチン:StageIVの63%で高値であり、予後不良因子、特に2歳以上の女児で顕著
  • NSE:遠隔病変がある96%で高値となり、予後不良因子、乳幼児で顕著
  • LDH:限局した神経芽腫で高値だと予後不良

【神経芽腫】 神経芽腫の臨床像の概要(解説/特集)

Author:高橋 寛吉(埼玉県立小児医療センター 血液* 腫瘍科), 花田 良二
Source:Pharma Medica(0289-5803)29巻5号 Page17-23(2011.05)
  • 大部分の症例がHVA/VMAいずれかの上昇を示す
  • 10-20%にいずれも上昇しない非分泌型の例がある(引用元なし)
  • 24時間酸性蓄尿を検体として使用
  • 高速液体クロマトグラフィーによる随時尿での測定が可能に
  • 尿中クレアチニンとの比を取ることにより測定、単位はμg/mg Cre
  • 点滴中では誤差が大きくなりがち
  • Down症候群、先天性心疾患、アトピー性皮膚炎では生理的高値を示す

【尿を科学する】 尿検査各論 副腎機能検査における尿検査 VMA、HVA、コルチゾール、17-OHCS

Author:宮森 勇(福井大学 医学部第3内科学教室)
Source:綜合臨床(0371-1900)58巻5号 Page1251-1254(2009.05)

VMA

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HVA

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