PSI: 総排泄腔外反症に対する再手術
The “rescue operation” for patients with cloacal exstrophy and its variants
Pediatr Surg Int. 2014 May 11.
Introduction
- 総排泄腔外反症における、初回手術における共通の間違いは、回腸瘻を作成することである
- 回腸瘻は大腸を機能させず、尿路と繋がったままになる
- 将来pull-through術を施行できるようにするために再手術が必要である
Methods
- 対象:新生児期に不適切な手術を施行され、再手術を施行した19例
- 方法:診療録を用いた後方視的検討 Results
- 結腸断端を尿路から分離して骨盤内から挙上、尿路と便の流れを分離
- 回腸瘻を閉鎖し単口式で結腸瘻を作成する
- 女児15例、男児4例 * 挙上した結腸は5.5-20cm
- 術前の症状:高Cl性アシドーシス6例、UTI6例、成長障害5例、Sepsis1例、脱水1例、TPN依存1例
- 術後、上記症状は改善 * 10例は結腸の成長を待ってpull-through術予定 * 6例は結腸瘻からのbowel management programの後、pull through術施行
- 2例は永久人工肛門
- 1例はexpired?した(expired:期限が切れた)
Conclusion
- 総排泄腔外反症に対し、出生時に回腸瘻や近位結腸瘻が作成されることがある
- こういった患者には再手術が施行されるべきである