Note of Pediatric Surgery

腸内細菌、R、ときどき小児外科

ジョージア旅情報: ワインの郷・カヘティ地方の情報

ジョージアワインを堪能すべくカヘティ地方へワイナリーを訪れる際の情報をまとめておきます。日本語の情報はあまりなかったので、お役に立てるかと思います ( 2017年9月の情報です ) 。ちなみにカヘティ地方のワイナリーの素晴らしさについては下記の記事を参照してください。

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ジョージア旅情報: ジョージアのワイナリーを巡る

ジョージアのワイナリーのワイン。めちゃくちゃ美味しかったので、ジョージアを訪れた際はなにがなんでも時間を作って行ってほしいです。

ジョージアがワイン発祥の地だということは有名だと思います。安宿でもワインが無料で振る舞われたりと、ワインが身近にあるのだということは知られていると思いますが、ワイナリーに関する情報が意外と少なくちょっと苦労しました。自分の経験を踏まえて情報まとめましたのでお役に立てればと思います。

1つはトビリシ市内にあるワイナリーの販売店。あと2つはジョージアのワインの名産地でもあるカヘティ ( Kaheti ) 地方のクヴァラリ ( Kvarali ) というワイナリー。おすすめです。ちなみにいずれもTripAdvisorで高評価だったところを回っただけですが…。

カヘティ地方へのアクセス・宿・レストランの情報はこちらの記事を参照してください

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ジョージア旅情報: トビリシからメスティアまでのルートのまとめ

ジョージアの首都のトビリシからトレッキングで有名なスヴァネティ地方の玄関口のメスティアに行くには3通りあるようです。

  1. バスでトビリシ→メスティア
  2. 夜行列車でトビリシ→ズグディディ、バスでズグディディ→メスティア
  3. 空路

それぞれに特徴があるのでまとめてみました。ちなみにスヴァネティ地方はジョージアのハイライトとしても知られており、行かないで素通りするなんて本当にもったいないです。

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備忘録: 新しいMacを購入した時に

MacBook 12 inchを購入しました。今まで使用していたMacBook Pro 13 inch 2014をそのままコピーしても良かったのですが、怪しげなアプリケーションをたくさんインストールしてしまっているので、イチから環境設定をしてみます。完全に自分の備忘録で、次にクリーンインストールした時のために。最近は殆どの機能をウェブアプリにまかせているので、割と少なめ。

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{dplyr}のパイプの中でNAを0に置換する

Rにおいて欠損値NAを0に変換するのは、Rを覚えたての頃につまづくことのうちの1つじゃないかと思います。いろいろ方法はあると思いますが、{dplyr}を使ってパイプの中で処理をする方法はあまり見つからなかったので、まだまだビギナーの自分にとっては結構大きい知見だったので共有しておきます。あまり大した知識ではないですし、常識なのかもしれないけど。

1. パイプ演算子を使わない方法

恐らく、パイプ演算子を使わないのならばこの方法が一番楽かと思います。

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小児外科研修をはじめた人に贈りたいおすすめ参考書

小児外科

標準小児外科学 第7版 (Standard textbook)

標準小児外科学 第7版 (Standard textbook)

おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 小児外科専門医の筆記試験に合格するためには、これを丸一冊暗記すれば受かると言われて一生懸命読みました。確かに臨床上、最低限必要なことは記載されていますし、しっかりした本だと思います。ただ和書では系統小児外科学 の方が記載が多く内容も充実しており捨てがたいところですが、どうせ成書を買うなら下記のPediatric Surgeryを買った方がいいのでは?と思っています。

スタンダード小児外科手術

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Operative Pediatric Surgery, Seventh Edition

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Pediatric Surgery, 2-Volume Set: Expert Consult - Online and Print, 7e

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  • 作者: Arnold G. Coran MD,N. Scott Adzick MD,Thomas M. Krummel MD,Jean-Martin Laberge,Robert Shamberger,Anthony Caldamone MD
  • 出版社/メーカー: Mosby
  • 発売日: 2012/02/28
  • メディア: ハードカバー
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ggplot2で開始と終了がある期間データを帯グラフで表現する

はじめに

今度の学会で外来患者の長期フォローアップをまとめて発表します。そこでggplot2で開始日付 ( 初診日 ) と終了日付 ( 最終受診日 ) のあるデータの期間を、帯グラフで表現したかったのですが、日本語でのまとまった記事がなかったので書いてみました。StackOverflowの記事から参考に書きます。

stackoverflow.com

最終的にはこのようなグラフを書けることを目標にします。結論からするとgeomline()で普通にかけるんですが…すみません。

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{KEGGREST}でKEGG pathwayのどのorthologyに差があるのか調べる

はじめに

だいぶ時間が経過してしまいましたが、前回、こんな記事を書きました。

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PiphillinなどでpathwayやKEGG orthologyの予測メタゲノムデータを得た後の解析は多々あると思いますが、変動しているpathwayの中で自分に興味深いものがあったとします。その中で、どこの遺伝子が実際に動いているのか?ということを明らかにする方法を記事にしてみたいと思います。

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脂肪酸と新生児の消化吸収

新生児における脂質の消化吸収

  • 糖質・たんぱく質より消化吸収能が未熟
  • 正期産時で10-15%、早産児 ( 32-34 ) で25-35% が吸収できず排泄される
  • 成人並になるのは生後数ヶ月経過してから
  • 原因は
    • 胆汁酸のプールが少ない = 胆汁酸そのものが少ない
    • 膵リパーゼ活性が少ない
      • 成人の1/10以下
      • 新生児では唾液リパーゼが主な役目を果たす
      • お乳中の母乳胆汁酸活性リパーゼも関与する
  • 新生児・特に未熟児ではMCTの方が消化吸収に有利
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16S rRNA遺伝子解析の限界と予測メタゲノム解析 - Piphillinの導入

16S rRNA遺伝子解析の限界

16S rRNA遺伝子解析 ( 個人的には16S rRNA gene amplicon sequencingが正しい用語だと思っています )の発達と普及によって腸内細菌叢の研究は飛躍的に進み、今まで知りえなかった腸内細菌という臓器に関する新たな知見をたくさん生み出してきました。しかし16S rRNA遺伝子解析で直接わかるのは菌の構成割合だけで、それがどう宿主に作用しているのか?ということまでは明らかにすることができません。

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