Note of Pediatric Surgery

腸内細菌、R、ときどき小児外科

欠損値の種類と補完とRでのワークフロー

1. はじめに

実験データを扱う時に欠損値が出てしまうことはよくあると思います。欠損値を除いて解析をしたりすることも多いと思いますが、どうしても欠損値を含むデータを使用しなければいけないこともあると思います。欠損値を補完する方法はいろいろと開発されているようです。

norimune.net

http://fixxman.hatenablog.com/entry/2015/10/06/045417fixxman.hatenablog.com

途中まで書いていて、まったく同じ記事で質が段違いの記事があるじゃないかと思いましたが、殆ど書いてしまったので引用させてもらいながら続けます。

続きを読む

RCytoscapeの導入 ( RからCytoscapeを動かす )

はじめに

Cytoscapeはネットワーク解析を行う際に非常に強力なツールとなりますが、いかんせんポチポチ操作するのが冗長。Cytoscapeに放り込むファイルはRから作ることが多いので、なんとかRとCytoscapeを連携することができないか?と探してみると、いくつか候補がみつかりました。

http://qiita.com/HirofumiYashima/items/8ddd7a6d489a8f3b30d5qiita.com

www.slideshare.net

続きを読む

「さらば、p値」 p値とエフェクトサイズと信頼区間

Twitterでフォローしていつも勉強させていただいている先生のtweetで印象深いものがあったので、引用させていただきます。

続きを読む

多重検定

0. はじめに

今回の記事では多重検定について調べてまとめたことを中心に書いていきます。多重検定については下記の2つのサイトが大変わかりやすく、参考にさせていただきました。

Bonferroni法、Holm法、False Discovery Rate | 大阪大学腎臓内科

www.slideshare.net

続きを読む

LEfSeを実際にやってみる

実際にやってみる

biobakery / biobakery / wiki / lefse — Bitbucket

サンプルファイルをsample input fileからダウンロードします。なぜか名前が129になっているので注意して下さい。このファイルの概要を書いておくと。

f:id:Razumall:20161031214748p:plain

続きを読む

LEfSeをインストールする

はじめに

LEfSeとは簡単に言うと多重検定を考慮した解析を行ってくれるツールです。bioBakeryから使うこともできますし、webアプリケーションのGalaxyから使うこともできますが、最近、コチラは不安定なことが多いような気がします。

本当は僕もwebアプリケーションを使用する予定だったのですが、どうしても不安定で開けなかったのでインストールすることにしました。実は昔、インストールを試みて挫折したのですが、なんとかできました。コチラのページの " Step 4: Taxonomic biomarker discovery with LEfSe " を参考に進めていきます。

続きを読む

小児固形腫瘍の腫瘍マーカー

はじめに

小児固形腫瘍では、腫瘍マーカーが診断においても非常になってきます。成人固形腫瘍とはやや感覚が違うような印象もあります。あまり横断的に勉強することは少ないので、まとめておきます。少しずつ追記していきます。

続きを読む

bioBakeryのインストール

はじめに

こちらのマニュアルを参考に進めていきます。

必要なソフトのインストール

1. VirtualBox

VirtualBoxをインストールします。リンク先から.pkgファイルをダウンロードしてダブルクリックします。VirtualBoxは無料の仮想化ソフトです。自分の中にまた別のOS環境を構築することができます。

2. Vagrant

Vagrantをインストールします。これもリンク先から.pkgファイル -> ダブルクリックでOKです。Vagrantに関してはまったく知りませんでしたのでQiitaから引用します。難しいのですが便利そうなのはよくわかりました。 qiita.com

これはなに?

仮想マシン(以下 "VM")を動かす仮想化ソフトの超すごいラッパーツール。 VirtualBoxなどの仮想化ソフトの操作を、ものすごく親切に代行してくれます。 VMの構成を Vagrantfile というテキストに記述してVagrantに任せることで、ネットワークドライバの設定などを意識すること無く、ホスト環境に依存しない形で整備してもらえます。

なにに使う?

ゲストOSがインストールされたVMを整備するのに使います。 Vagrant Cloud にあらかじめ用意されている「box」というVMイメージを指定してコマンドを実行するだけで、OSインストール済みのVMを作成し、ネットワーク設定やSSH環境の整備までやってくれます。 また、VMの構成内容を Vagrantfile というテキストファイルとしてコード化できます。

具体的に何がどう楽になる?

VMの構成を Vagrantfile に記述して vagrant up コマンドを実行するだけで、すぐに完全な環境を整備できます。 VirtualBoxVMを作って、GuestAdditionsを入れて、ゲストOSをダウンロード&インストールして、sshdを立てて、SSHでログインして、ミドルウェアを入れて…といった大変な作業がバッサリカットできます。

bioBakeryをダウンロードして開く

コチラからダウンロードします。.tar.gzファイルを開くとフォルダの中にMacOSの場合は"start_biobakery.command"というファイルがありますので、これをterminalから開きます。するとインストールが始まりますが、かなり時間がかかるので心して行って下さい。6GBくらいの容量の余裕があった方がいいと思われます。